企業情報
企業理念
生産者とお客様の喜びを創造する
私たち飲食店は、生産者の苦悩と消費者のニーズを目の当たりにする立場におります。
飲食業を通じて消費者と生産者の両方の思いを受け、どのようにして豊かな食文化を発展させていけるかを考え、提案して参ります。
企業ミッション
生産者とお客様を、料理とサービスで繋ぐ者として、私たちの仕事に取り組みます。
- 生産者を知ることで食材の価値をスタッフが理解し、空間やメニュー、サービスに反映します
- スタッフ一人ひとりが、お客様にとって心地良いひとときとは何かを考え、協力し、ご提供できるよう努めます
- お客様の声を聞ける私たちが、より良いかたちで実現できるよう、生産・加工・流通・卸・小売等に提案していきます
広く多くの方々に、生産者の想いの詰まった食材を食べていただくには、店舗を増やし、私たちが提供していかなければならないと考えております。生産者の気持ちを汲みながら、笑顔と元気を忘れずに、お客様をおもてなしできるよう努めて参ります。
はじまりは、友人である地元漁師の想い
単純な価格競争が行われる時代において、本当に良いものまでが淘汰されるという、生産者の悲痛な叫びを耳にするのは、飲食店を経営する者としてあまりにも悲しいものです。
もともとの私は、いくつかの飲食店を渡っていましたが、自らの店を持ち、将来チェーン展開をするべく独立をしました。最初は25席の小さなお店でしたが、特に週末には予約も取れないほどのお店にすることができ、3年後には80席の店舗(現在の「花朝月夕(黒部市三日市)」)へと移転拡大、法人化。
そんな中、小さなお店だった頃から取引をしていた、古くからの友人でもある漁師に『これまで以上にしっかりと、マグロをはじめとした魚を扱う飲食店を出したい』と真剣な想いを受け、この機に新店舗出店を決意。広く、より多くのお客様に認められるお店を目指そうと、拠点を富山市に決め、彼と共に「越中舞華(富山市桜町)」を出店。
確かなお客様の目と舌
日頃から鮮度の高い魚を食す地元のお客様の目と舌を、欺くことなどできません。
産地偽装も横行する時世で、「越中舞華」は当時の市内では珍しく、漁師が直接経営に携わる店であることも受け、漁師が責任をもって提供している店として地元のお客様にも認められました。
経済の変化と共に外食産業は縮小しがちではありましたが、それでも『料理と空間を楽しむ豊かな時間を失ってはならない』と、手軽ながらも魚を食せるお店として、すし居酒屋「花より魚(富山市新富町)」をオープン。
お客様には暖かく受け入れられ、より価格とサービスの向上を目指して、これまでの「越中舞華」、「とやま物語」もすし居酒屋として統合。お客様の舌はもちろん、様々な利用シーンに応えるお店として現在に至ります。
お客様との隔たりを作らない為に
富山市で店舗展開をしてから3年を迎える頃、すし居酒屋は本来私達の目標を実現する為のフラグシップショップですが、それだけでは偏った世界、マンネリのサービスになってしまうのではないかと考えていたところでした。この時に出会ったのが、株式会社カスタマーズディライトの「本物のやきとん 筑前屋」でありました。
関東を中心に展開する筑前屋は、『お客様の“旨いものを安く食べたい”欲求にストレートに応えるお店』、『おいしい料理を、適正な価格で提供する』姿勢を大切にしており、そのコンセプトは弊社の目指すものと同じ。実際に店舗を拝見させて頂くと、お店の演出や料理そのものにもポリシーがしっかりと反映されており、スタッフ同士が元気よく声を掛け合い、お客様との程良い近さによって活気溢れる空間が作られているのに感銘を受けました。
この筑前屋の持つ姿勢と想いを弊社スタッフにも吸収して欲しいと、FCに加盟。再教育、運営の見直しを含め、「筑前屋 糀谷店(東京都大田区)」を出店。昭和屋台を模した空間と、希少な朝挽き豚を使ったメニューを始めとした確かな食材とリーズナブルなメニューは、地域のお客様にも好評。これは北陸のお客様にも楽しんで頂きたいと、「筑前屋 富山駅前店(富山市桜町)」、「筑前屋 片町店(金沢市木倉町)」を同年に出店。
東京でのノウハウを元に、より気軽に、元気なスタッフでお出迎えができるようなお店ができ、すし居酒屋でもそのサービスを反映。お店のバリエーションも増やすことができました。
今後も、すし居酒屋の充実を図りながら、筑前屋 北陸フランチャイズにおいても拡大促進すべく、活動を続けます。
これまでと、これからの私たちの役割
私たちが関わることができるのは、お客様の暮らしの中のほんのひとときです。
このひとときに、華を添えるような空間とサービスで、生産者が届ける確かなものを食して頂きたい。
お料理はもちろん、空間や接客においても今何が求められているか、スタッフと共に考え、歩んで参ります。
代表取締役 松原 博紀